中国・アジアの工場進出情報

2026.6.15 Vol.38 No.11
産業アナライズ<化学>
アジア各国のプロピレン系製品貿易状況
PP・ANは出超増も芳香族系原料は不足拡大

 アジア各国の2025年石油化学製品輸出入状況を見てきた前号では、入超(不足)量が引き続き縮小傾向にあるエチレン系石化製品の様子と、中国による輸入急増があったエチレングリコールのような例外的製品も確認できた。本号ではプロピレン系石化製品や芳香族系製品の入出超動向を見ていくが、これら製品も域内の生産能力増加に伴い出超(輸出)量は増加、入超量は減少する傾向にあるものの、やはり例外もあった。プロピレン系で最大の誘導品であるPP(ポリプロピレン)とAN(アクリロニトリル)は出超量が増加し、その原料のプロピレンは反対に入超量が増加、芳香族基礎原料のベンゼンはこれまでの出超から入超に転じ、ポリエステル中間原料のPX(パラキシレン)は入超量が漸増している。その他誘導品の動きも合わせて見ていく。
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